下剤依存症
便秘が続く事により、ガスがおなかに溜まり、便がものすごく硬くなったりといった不快症状が現れます。便秘によって便が硬くなり、直腸に近いS状結腸付近に内容物がたまってくると、l日に2~3ℓは排出されるはずのガスが出せずにたまってきます。
便秘で悩む女性は、便秘の不快症状から解消される為に、下剤を使用する事になります。さらに、下剤を飲んでも翌日に便が出ないということになれば、再び下剤に手を伸ばすことになります。そのため、通常の服用数よりもさらに多い錠数を服用するようになります。
下剤依存症
下剤を1年以上常用している人の大半は、程度の差こそあれ下剤依存症に陥っています。一般に使われている下剤の70%以上は、センナ(葉を便秘薬として用いるマメ科の植物)、大黄(ダイオウ属の根茎を乾燥させた下剤)、アロエなどの「アントラキノン系」というタイプの下剤です。このタイプの下剤は、即効性はあるのですが、副作用も大きく、常用しているとさらに便秘がひどくなることがあります。下剤を飲めば飲むほど、ますます腸壁の運動を低下させるという悪循環になるのです。その結果、下剤依存症はどんどん進行する事になります。中等皮程度の下剤依存症(下剤の服用量が常用量の数倍)になるとおなかが張るだけでなく、おなかのガスが胃を圧迫して食事が取れなくなってくるということまで起きてくるのです。そして、さらに下剤の量がふえ、ひどくなると下剤の服用数が1日に50~100錠というような超重症の下剤依存症へと進行してしまうのです。ここまでくると、排便力が衰えたなどというレベルではありません。自力でまったく排便できないのです。下剤には、アントラキノン系以外にもさまざまな種類があります。例えば下剤の副作用が起こりにくい 「小腸刺激性下剤」や、腸内の内容物をふやしたり、便を軟らかくして排便を促したりする「機械性下剤」などです。
便秘解消法と下剤について
便秘の原因に即した適切な下剤を正しく使って、同時に食事療法などの生活療法を実行すれば、薬の副作用を最低限におさえながら、やがては自力で排便できるようになります。多くの人が下剤依存症に陥ってしまう理由に、一般的にドラッグストアなどで売られている下剤のほとんどがアントラキノン系下剤であるということがあげられます。知らぬ間に副作用の強い下剤を使っている人が少なくないというわけです。もうひとつは医師側の問題です。医師の中には下剤に対する詳しい知識を持っていない者も多く、便秘でやってくる患者さんに対し、安易にアントラキノン系下剤を処方しているケースがよくあります。また、たいした便秘でもないのに、下剤を乱用している人もいます。最も多いのがダイエット目的で、「食べたものが余分な脂肪になる前に外に出してしまおう」とばかり、下剤を気軽に使っているケースも見られます。
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便秘解消方法